
くまの子と過ごす、しずかな夜時間――『ちいさなくまの ながいよる』
夜になるとなかなか眠れない、そんなお子さんにそっと手渡したい一冊です。
『ちいさなくまの ながいよる』は、作・絵をはるのみどりさんが手がけた絵本。森の中でひとり目を覚ましてしまった子ぐまの「こぐまのポコ」が、長い夜をおかあさんぐまのぬくもりを思い出しながらゆっくりと乗り越えていく物語です。
やわらかな絵と言葉が、眠りへと誘う
はるのみどりさんの絵は、深い藍色と淡いクリーム色を基調とした静かな夜の森が印象的。ページをめくるたびに、ふわりと夜気のような落ち着きが漂ってきます。文章もひと言ひと言がゆったりとしたリズムで書かれており、声に出して読むと自然と呼吸がゆっくりになるのを感じるはずです。
対象年齢と読み聞かせのコツ
対象年齢は2〜5歳ごろ。特に「暗いのがこわい」「ひとりで眠れない」という時期のお子さんに寄り添う内容です。
読み聞かせのときは、できるだけゆっくり、小さめの声で読んでみてください。ポコがおかあさんを呼ぶ場面は少し間を取って、お子さんが次の展開を想像できる余白を作るのがおすすめです。部屋を少し暗くして、寝る前のルーティンに組み込むと、絵本の世界観がより深まります。読み終えたあとに「ポコはどんな夢を見たと思う?」と話しかけてみると、会話が自然と広がりますよ。
KAKERU書房の読み聞かせ会でも登場します
当店では毎月第2土曜日に読み聞かせ会を開催しています。次回はこの『ちいさなくまの ながいよる』をスタッフが読む予定です。絵本の大きな絵をみんなで一緒に眺めながら聞く体験は、おうちとはまたちがった特別な時間になると思います。はじめてのお子さんも、どうぞお気軽にご参加ください。
店頭では絵本コーナーの「よるのほん」棚に並んでいます。ぜひ手に取ってみてください。