本と光と、ゆっくりした時間
2018年の春、住宅街の一角に静かに扉を開けた「KAKERU書房」。店主と2人のスタッフが、日々丁寧に営む小さな本屋です。
店内に入るとまず目に入るのが、壁一面に並ぶ木の本棚。温かみのある木の質感と、大きな窓から差し込む自然光が、ゆったりとした空気をつくり出しています。新刊を中心に、店主が選び抜いた少数の古書も棚に並び、思いがけない一冊との出会いを演出してくれます。
買ったその場で、ページを開ける
KAKERU書房のもうひとつの顔が、店の奥に設けられた喫茶スペースです。気に入った本をレジで受け取ったら、そのままカップを片手にページをめくることができます。本屋と喫茶が自然につながったこの空間は、「読み始めたら帰れなくなった」というお客さんの声も多いとか。
近所の人が、ふらりと寄れる場所に
「特別な目的がなくても、なんとなく立ち寄れる本屋でありたい」というのが、店主の変わらない思いです。散歩の途中に、買い物帰りに、ちょっと一息つきたいときに——そんな日常のなかにそっと寄り添う存在を目指して、今日もKAKERU書房は扉を開けています。